おしゃれなカラーリングのアカスジカメムシ
カメムシは、模様や色に特徴のあるものが多く、美しい種を見つけると嬉しくなる昆虫です。アカスジカメムシもその一つ、赤と黒のおしゃれなカラーリングです。
アカスジカメムシとは?

アカスジカメムシGraphosoma rubrolineatumは、カメムシ目カメムシ科の1-1.2cmほどの昆虫です。日本全国の平地から山地に生息します。ノラニンジンやセリ、ヤブジラミなどセリ科の植物につき、複数匹が一緒にいることも多いです。成虫は5月から10月頃までみられます。卵は初夏頃にセリ科の植物に生み、幼虫もセリ科の植物の汁を吸います。秋には成虫になり、落ち葉の下などで集団で越冬します。
見られる場所

上記の通り、アカスジカメムシはセリ科を食草とします。その中でもノラニンジン Daucus carota var. carota で見かけることが特に多いです。ノラニンジンはヨーロッパ原産の外来種で、日本で広く見られます。日当たりの良い河川敷に群生していることが多く、アカスジカメムシはその花や葉の上で見つかります。
派手な理由

アカスジカメムシのこの派手な色は、鳥などの天敵に対して、自分が美味しくないことを知らせる警告色の役割があると考えられます。臭気を出すカメムシの仲間には、緑や茶色など天敵から見つかりにくいような隠蔽色を持ったものも多いですが、アカスジカメムシは、目立つことで天敵に美味しくないと覚えてもらうという反対の戦略を取っているといえます。
