春は小鳥たちにとって恋の季節。オスはせっせとさえずり始め、そのさえずりでメスにプロポーズすることが多くの種で知られています。
モテるオスの条件は種によってさまざま。シジュウカラのように歌のレパートリーをたくさんもつオスほどモテることもあれば、ヒバリのように長く歌い続けられるオスがモテることがあります。
さえずりには縄張り宣言の役割もあります。大きな声でさえずって、「ここはボクの縄張りや!勝手に入ってくんな!」と他のオスたちに主張しているのです。
散歩中に忙しく歌っている小鳥を見かけたときは「プロポーズかな?縄張り宣言かな?」と想像するのもバードウォッチングのお楽しみポイントです。
小鳥の生息環境と鳴き声の特徴
シジュウカラ
住宅街の公園やお庭、林、河川敷など、さまざまな環境で出会うことができます。ツーピーピーと甲高く鳴き、少し離れた場所からでも声はよく聞こえます。ジジジという濁った声もシジュウカラの特徴的な鳴き声です。

ヤマガラ
広葉樹林のたくさんある公園や森林などで出会うことができます。ツツピーンなどと鳴きます。鼻にかかったような声で二ィ―二ィ―と鳴くのも特徴的です。

ウグイス
住宅地の公園にあるやぶの中や、山地の林などで鳴き声をよく聞きます。ホーホケキョやケキョケキョという声はウグイスの代名詞ですね。おもにオスが鳴き、ほかの鳥への縄張り宣言であると考えられています。

カワラヒワ
住宅街の公園やお庭、里山や草地などで見つけることができます。キュイーというと聞こえる声でさえずります。

メジロ
住宅地の公園にあるやぶの中や、山地の林などで鳴き声を聞くことができます。ツイ―ツイー、チーチーなどと線の細い声で鳴きます。警戒心が強く、羽はウグイス色なので、やぶの中に入られるとなかなか姿を見にくいかもしれません。

イソヒヨドリ
もともとは海岸や港などで見られる鳥でしたが、最近は住宅地でもよく見られるようになりました。水笛のような澄んだ鳴き声が特徴的です。声も大きいため、町中で散歩していると電柱や民家の上で鳴いているのをよく目撃できます。

ヒバリ
里山や農耕地でよく見られる小鳥です。どんどん空高くまで飛びつづけて、その上昇している間、ずっと鳴き続けることが特徴的です。フィチフィチ、ピーピー、ピュルピュルなどと鳴きます。

ミソサザイ
山地の渓流にあるやぶや岩の上などで、鳴いているのを見られます。体の小ささのわりに、声はとても大きいです。チリリチリリ、ピーチョルピーチョルなどの、高音で澄んだ鳴き声です。
