タワマン暮らしのコクサグモ
近所の山でコクサグモのタワーマンションを見つけました。
コクサグモとは?

コクサグモ Allagelena opulenta は、タナグモ科コクサグモ属のクモです。コクサグモ属のクモは日本ではコクサグモのみです。大きさはオスメスともに10mmほどです。北海道から九州に分布し、都市部から山地の庭木や生け垣、草木の間などで見られます。
コクサグモの巣

コクサグモは、棚網と呼ばれる型の網を張ります。この棚網には、地面に水平にシート状に広がった形状の網に、筒状の形状の隠れ家兼非常口がついています。

網の糸は、円網に比べるとずっと密で、遠目からみると白っぽく見えます。コクサグモは、普段は筒状になった部分に潜み、シート状に広がった部分に獲物が落ちると、コクサグモは走って獲物を捕らえに行きます。獲物を筒状のところに運んでゆっくり食事をすることもあります。
セイタカアワダチソウに作られたタワーマンション

里山林のギャップにできたセイタカアワダチソウの草むらで、多数のコクサグモの巣を見つけました。高さ1.2mほどに育ったセイタカアワダチソウの葉と葉の間に作られた巣は、セイタカアワダチソウの葉がクモの糸で引っ張られて反り返って丸くしなり、直径20cmほどのぼんぼりのような形になっていました。

そのような巣が、一つのセイタカアワダチソウに4つも作られているものもありました。
その場所は、クモにとって好環境なのか、他にもコガネグモ科やエビグモ科、シロカネグモ属など様々なクモがいて、とにかくクモだらけでした。


コクサグモは、体長1cmほどしかありませんが、周辺の竹やぶからやってきたと思われる体長3cmほどもあるタイワンタケクマバチがコクサグモの巣の上で死んでいました。
